柔術には投げ、固め、打ち込みなその技があり、中でも投げ技、固め技、そして防御の型に重点がおかれています。また接近戦であることも大きな特徴です。
柔術は世界的にみても最も古い武道のひとつで、2500年以上の歴史があります。発祥の地は定かではありません。古代日本に端を発していますが、一方で古代中国が起源ともいわれています。柔術は様々な武術の影響を受け、それらが融合されたものです。武器を使わない柔術の型は、8世紀から16世紀にかけて、武士の鍛錬のために行われるようになりました。1603年、徳川家康が徳川幕府のもと日本を統一しました。この間、統一された国内では武器を用いた戦争はほとんどなくなり、そのため武器を用いない柔術はより重要視されるようになりました。徳川幕府が崩壊すると、天皇の政治権力が復権しました。多くの武士が幕府の将軍側についたため、明治維新、天皇は勅令を発し、古武術を違法としました。19世紀の中ごろまでには、武士階級が正式に解体され、多くの道場が閉鎖されました。嘉納治五郎が柔道を普及ざせたのはこのころのことです。明治維新中期には、柔術禁止令は解除され、自由に武術を学んでよいこととなりました。